投稿内の選手名のリンクは、当ブログ選手紹介記事にリンクしています。
投稿内の「動画URL」はブラジルスポーツサイト「ge」YouTube公式チャンネルのダイジェスト動画にリンクしています。
全国選手権第35節 対戦組合せ
以下の5試合の概要はこちらで。→ 【ブラジル全国選手権2024】第35節(1/2)[11/23-27]
・2024/11/23 ボタフォゴ(BOT) x ヴィトーリア(VIT)
・2024/11/23 アトレチコ・ゴイアニエンセ(ACG) x パウメイラス(PAL)
・2024/11/23 ジュヴェントゥージ(JUV) x クイアバ(CUI)
・2024/11/23 サンパウロ(SAO) x アトレチコ・ミネイロ(CAM)
・2024/11/24 インテルナシオナウ(INT) x RBブラガンチーノ(RBB)
以下の5試合の概要はこの記事で。
・2024/11/24 バイーア(BAH) x アトレチコ・パラナエンセ(CAP)
・2024/11/24 コリンチャンス(COR) x ヴァスコ・ダ・ガマ(VAS)
・2024/11/26 フルミネンセ(FLU) x クリシウーマ(CRI)
・2024/11/26 フォルタレーザ(FOR) x フラメンゴ(FLA)
・2024/11/27 クルゼイロ(CRU) x グレミオ(GRE)
全国選手権第35節 試合概要
バイーア(BAH) 1-1 アトレチコ・パラナエンセ(CAP)
動画URL: https://www.youtube.com/watch?v=OX5DMLlW3wI
(CAP) : 62' #11 ニカォン(Nikão, 1992)[#28 クエージョ(Cuello, 2000)]
(BAH) : 90+3' #11 ビエウ(Biel, 2001)[#9 エヴェラウド(Everaldo, 1991)]
今節前の順位
バイーア(BAH)は全国選手権13勝7分14敗勝点46の8位。
アトレチコ・パラナエンセ(CAP)は全国選手権11勝7分16敗勝点40の14位。
得点シーン
(CAP) : 62' #11 ニカォン(Nikão, 1992)[#28 クエージョ(Cuello, 2000)]
ハーフライン付近での両ボランチのパス交換から相手陣深く左サイドへボールを一気に展開。ボールを受けたFWクエージョがドリブルでゴールライン際をゴールに迫りPA入口へマイナスのボール。MFニカォンがスライディングでシュートに持ち込むと、DFの足元を抜けたボールがファーサイドへポジションを移すGKの逆サイドへ決まる。[0‐1]
MFニカォンは、2010年にアトレチコ・ミネイロからプロデビュー。2015年に移籍したアトレチコ・パラナエンセで出場機会が一気に増え、2015‐2021年の7年間で通算307試合47得点43アシスト。2021年には51試合11得点12アシストの全項目キャリアハイの成績を残し、翌2022年に新天地サンパウロへ移籍する。しかし、2022年サンパウロ、2023年クルゼイロでは期待された結果を残せず、2024年4月に期限付き移籍でアトレチコ・パラナエンセに復帰を果たす。加入後は交代出場が続いたものの、10月以降の8試合は、先発起用も増え4得点1アシストの活躍。2024年はサンパウロにて6試合、アトレチコ・パラナエンセにて26試合7得点2アシストの成績を収めている。
(BAH) : 90+3' #11 ビエウ(Biel, 2001)[#9 エヴェラウド(Everaldo, 1991)]
左CKからMFカルロス・デ・ペナがゴール前に上げたボールは混戦となり、こぼれ球を拾ったFWエヴェラウドがシュート。ゴール正面でFWビエウが足を伸ばしコースを変えるとボールはゴールネットに吸い込まれる。土壇場でホームのバイーアが同点に追いつく。[1‐1]
FWビエウは、ボタフォゴ在籍ルイス・エンヒキ(Luiz Henrique)やブライトン/ENG在籍ジョアン・ペドロ(João Pedro)、ウルヴァーハンプトン/ENG在籍VOLアンドレ(André)など、多くの選手が欧州やブラジルのトップリーグで活躍する2001年生まれフルミネンセ育成出身選手の一人。バイーアには2023年に完全移籍で加入し、同年は48試合11得点7アシスト。2024年は後半に投入されるスーパーサブの役割を担うことが多いが、これまで45試合6得点10アシストを記録している。
試合経過、所感その他
ボール保持率: 前半:69% 31% ⇒ 前後半:74% 26%
シュート(枠内): 前半:7‐3(2‐1) ⇒ 前後半:25‐6(8‐3)
パス成功率: 前半:91% 77% ⇒ 前後半:92% 70%
ファール: 前半:2‐6 ⇒ 前後半:7‐13
黄カード(赤): 前半:0‐0 ⇒ 前後半:1‐2
バイーア(BAH)のスタメンは以下の通り。
GK : GKアドリエウ(Adriel, 2001)
4 : 右SBジウベルト(Gilberto, 1993)、CBガブリエウ・シャヴィエル(Gabriel Xavier, 2001)、CBカヌー(Kanu, 1997)、左SBルシアーノ・ジュバ(Luciano Juba, 1999)
3 : VOLカイオ・アレシャンドレ(Caio Alexandre, 1999)、VOLエヴェルトン・ヒベイロ(Éverton Ribeiro, 1989)、VOLジアン・ルーカス(Jean Lucas, 1998)
3 : FWルシアーノ・ロドリゲス(Luciano Rodríguez, 2003)、FWアデミール(Ademir, 1995)、FWカウリー(Cauly, 1995)
選手交代(Sai → Entra)
59' FWカウリー → FWエヴェラウド(Everaldo, 1991)
69' 右SBジウベルト → FWビエウ(Biel, 2001)
79' VOLジアン・ルーカス → MFカルロス・デ・ペナ(Carlos De Pena, 1992)
79' FWアデミール → FWチアゴ(Tiago, 2005)
79' VOLカイオ・アレシャンドレ → VOLアセベド(Acevedo, 1999)
アトレチコ・パラナエンセ(CAP)のスタメンは以下の通り。
GK : GKミカエウ(Mycael, 2004)
4 : 右SBレオ・ゴドイ(Léo Godoy, 1995)、CBベレジ(Belezi, 2003)、CBガマラ(Gamarra, 2000)、左SBエスキベル(Esquivel, 2001)
2 : VOLガブリエウ(Gabriel, 1992)、VOLフェリピーニョ(Felipinho, 2001)
3 : MFクエージョ(Cuello, 2000)、MFニカォン(Nikão, 1992)、MFサペリ(Zapelli, 2002)
1 : FWパブロ(Pablo, 1992)
選手交代(Sai → Entra)
60' FWパブロ → FWエメルソン(Emersonn, 2004)
60' MFサペリ → 、MFクリスチアン(Christian, 2000)
71' MFニカォン → 左SBフェルナンド(Fernando, 1999)
83' VOLフェリピーニョ → VOLフェルナンジーニョ(Fernandinho, 1985)
83' MFクエージョ → MFジョアン・クルス(João Cruz, 2006)
ホームのバイーアが立ち上がりからコンパクトな陣形を保ち、アトレチコ・パラナエンセに攻撃の形を作らせずに試合を支配。前半11分には自陣高い位置からのスルーパスにFWアデミールの抜け出し、GKの好守にゴールは阻まれたものの枠内にシュートを放つなど、課題のスピード感に欠く攻撃面での改善が見受けられた。
一方のアトレチコ・パラナエンセは、バイーア守備網に易々と引っかかると攻撃の糸口をなくす場面が続き、次第に全体が自陣に下がり、前線のスピードに頼ったカウンターを狙うようになる。
前半は終始バイーアが試合の主導権を握ったものの、両チームゴールを奪うことができず0‐0のまま試合を折り返す。
後半の立ち上がりは、バイーアが攻撃の圧力を強め、最初の10分間に3本の枠内シュートを放つ。
しかし、後半17分、これまで劣勢のアトレチコ・パラナエンセが相手陣にボールを運び両ボランチがパス交換を行うと、一気に攻撃のスピードを上げ左サイドへボールを展開。FWクエージョがドリブルで相手ゴールライン際をゴールに迫りマイナスのパス、MFニカォンがゴールにボールを流し込みアトレチコ・パラナエンセが先制する。
失点直後にバイーアは攻撃の圧力をさらに強めると、後半24分に右SBジウベルトを下げスピードのあるFWビエウを投入する。
後半21分、バイーアはFWルシアーノ・ロドリゲスがシュート性のクロスに抜け出しGKとの一対一を迎えるが、GKミカエウがシュートストップ。
防戦一方となったアトレチコ・パラナエンセも、後半45分にカウンターからFWエメルソンが抜け出すが、GKアドリエウの前に仕留めることができない。
後半45+3分、バイーアは左CKを獲得すると、混戦の中からFWエヴェラウドのシュートをFWビエウがコースを変えゴールにボールを流し込む。
試合は1‐1の引き分け。リベルタドーレス出場権を争うバイーア、残留争いに巻き込まれたアトレチコ・パラナエンセは、消化不良の勝点「1」を痛み分ける結果に終えた。
バイーアは、攻撃面でのスピード感の欠如に改善が見られたものの、後半アディショナルタイムまでゴールをこじ開けることができず、7試合勝ち星から見放される結果に終えた。
ラスト3試合は、クイアバ(A)、コリンチャンス(A)、アトレチコ・ゴイアニエンセ(H)。第37節にはリベルタドーレス出場権争いのライバル、コリンチャンスとの試合が残されているが、自力でリベルタドーレス出場権を勝ち取りたい。
次戦は、11月30日に全国選手権第36節、アウェイでのクイアバ戦。
アトレチコ・パラナエンセは、2連勝を飾った守備的な試合を今節も継続することになったが、今季何度も見られた後半アディショナルタイムでの失点でまたもや勝点「2」を失った。
しかし、勝点「1」を積み上げ残留圏までの勝点差を「3」に拡げることに成功した。
全国選手権は残り3試合の対戦相手は次の通り。フルミネンセ(H)、RBブラガンチーノ(H)、アトレチコ・ミネイロ(A)。残留争いのライバルとの対戦が2試合残されている。
次戦は、12月1日に全国選手権第36節、残留争いのライバル、フルミネンセとの対戦がホームで予定されている。
コリンチャンス(COR) 3-1 ヴァスコ・ダ・ガマ(VAS)
動画URL: https://www.youtube.com/watch?v=OJmY43QDhVo
(COR) : 11' #13 グスタヴォ・エンヒキ(Gustavo Henrique, 1993)[#10 ロドリゴ・ガーロ(Rodrigo Garro, 1998)]
(COR) : 15' #10 ロドリゴ・ガーロ(Rodrigo Garro, 1998)[#11 アンヘル・ホメーロ(Ángel Romero, 1992)]
(COR) : 24' #10 ロドリゴ・ガーロ[]
(VAS) : 76' #2 プーマ・ロドリゲス(Pumita Rodríguez, 1997)[#38 ジョアン・ヴィクトル(João Victor, 1998)]
今節前の順位
コリンチャンス(COR)は全国選手権11勝11分12敗勝点44の9位。
ヴァスコ・ダ・ガマ(VAS)は全国選手権12勝7分15敗勝点43の10位。
得点シーン
(COR) : 11' #13 グスタヴォ・エンヒキ(Gustavo Henrique, 1993)[#10 ロドリゴ・ガーロ(Rodrigo Garro, 1998)]
左CKからMFロドリゴ・ガーロがゴール前に上げたボールをファーサイドでCBグスタヴォ・エンヒキが打点の高いヘディングシュート。逆サイドのサイドネットにボールが吸い込まれ、試合開始から相次ぎゴールに迫ったコリンチャンスが早くも先制。[1‐0]
CBグスタヴォ・エンヒキは、サントス育成出身で、2012年6月全国選手権にて19歳のプロデビュー。2013年以降は準主力としてシーズンにより浮き沈みはあったものの、2019年には55試合に出場するなど2019年までに215試合に出場。2020年には契約満了に合わせフラメンゴへ移籍し、リベルタドーレス(2022)、全国選手権(2020)、コパ・ド・ブラジル(2022)のタイトルを獲得。2022年7月フェネルバフチェ/TUR、2022年8月バジャドリ/ESPを経て、2024年1月コリンチャンスに加入。コリンチャンスではローテーションで試合に起用にされ今節終了時点で33試合2得点。身長196cmの大型センターバック。
(COR) : 15' #10 ロドリゴ・ガーロ(Rodrigo Garro, 1998)[#11 アンヘル・ホメーロ(Ángel Romero, 1992)]
相手陣右サイドでVOLハニエリ、VOLカリージョと繋がれたボールを右SBマテウジーニョが受けると、FWアンヘル・ホメーロとのタベーラから右サイドゴールライン手前に抜け出しPA入口へボールを送る。FWアンヘル・ホメーロがワンタッチでさらに中央へボールを流すとMFロドリゴ・ガーロが左足を一閃。ヴァスコGKレオ・ジャルジンの脇の下をボールが通り抜けゴールネットを揺らす。[2‐0]
右SBマテウジーニョ(マテウス・フランサ)は、ロンドリーナ育成出身で、2018年1月パラナ州選手権にて17歳のプロデビュー。2019年2月にフラメンゴU-20へ移籍すると、2020年にトップチームでの起用が増えていき、2021年にはチリ代表144試合のSBイスラ(Isla, 1988)とレギュラー争いを繰り広げ58試合2得点7アシストを記録する。2022年もレギュラー争いを繰り広げ、48試合2得点6アシストを記録し、チームのリベルタドーレス、コパ・ド・ブラジルの二冠に貢献。しかし、2023年3月に負った腓骨骨折やその後の相次ぐケガに悩まされると、ウルグアイ代表SBバレラの加入や、SBウェズレイ(Wesley, 2003)の台頭もあり、出場機会を失っていく。2024年2月に400万ユーロにてコリンチャンスが獲得。コリンチャンスでは2018W杯代表SBファギネル(Fagner, 1989)とポジション争いを繰り広げ、現在ではタイトルのかかったコパ・ド・ブラジル、コパ・スウアメリカーナを中心に先発の座を掴み、今節終了時点で49試合2得点1アシスト。直線的なスピードと豪快なミドルシュートが魅力の好守にバランスの取れたサイドバック。
(COR) : 24' #10 ロドリゴ・ガーロ[]
相手陣でのプレスから苦し紛れにヴァスコが前線に送ったボールをハーフライン上でVOLハニエリが跳ね返すと、VOLカリージョが踵でFWアンヘル・ホメーロへボールを送る。FWアンヘル・ホメーロは中央を確認しPA入口へクロスボール。MFロドリゴ・ガーロがワントラップから左足を振り抜くと鋭いグラウンダーのボールがゴールネットを揺らす。[3‐0]
MFロドリゴ・ガーロは、2019年3月インスティテュート(Instituto)/ARGからアルゼンチンリーグ2部にて21歳のプロデビュー。2024年コリンチャンスに加入すると、攻撃の司令塔として活躍。2024年は今節終了時点で59試合12得点14アシストを記録。シーズンが深まるにつれ、その存在感が際立ってきている。
(VAS) : 76' #2 プーマ・ロドリゲス(Pumita Rodríguez, 1997)[#38 ジョアン・ヴィクトル(João Victor, 1998)]
相手陣内浅い位置で左サイドから右サイドへボールを展開。CBジョアン・ヴィクトルが中央やや右の位置を縦にボールを運び右サイドへはたく。ボールを受けた右SBプーマ・ロドリゲスが縦の仕掛けから中央へ切れ込み、シュートフェイントを挟み左足を一閃。強烈なボールがGKの手を弾き飛ばしゴールネットを揺らす。[3-1]
右SBプーマ・ロドリゲスは、2022W杯ウルグアイ代表(出場機会なし)。ヴァスコ・ダ・ガマには2023年シーズン前に加入。加入後すぐにポジションを獲得するが、チームの不振や相次ぐ監督交代により、次第に出場機会を失う。2024年も出場機会は限られ、今節終了時点で30試合2得点3アシスト。最近の試合では攻撃的なスタイルを生かすため、右SHや右WGでの起用も見られる。
試合経過、所感その他
ボール保持率: 前半:64% 36% ⇒ 前後半:60% 40%
シュート(枠内): 前半:11‐3(4‐1) ⇒ 前後半:23‐8(8‐2)
パス成功率: 前半:90% 78% ⇒ 前後半:89% 79%
ファール: 前半:3‐6 ⇒ 前後半:8‐14
黄カード(赤): 前半:0‐0 ⇒ 前後半:1‐4
コリンチャンス(COR)のスタメンは以下の通り。
GK : GKウーゴ・ソウザ(Hugo Souza, 1999)
4 : 右SBマテウジーニョ(Matheuzinho, 2000)、CBアンドレ・ハマーリョ(André Ramalho, 1992)、CBグスタヴォ・エンヒキ(Gustavo Henrique, 1993)、左SBマテウス・ビドゥ(Matheus Bidu, 1999)
3 : VOLハニエリ(Raniele, 1996)、VOLブレーノ・ビドン(Breno Bidon, 2005)、VOLカリージョ(Carrillo, 1991)
1 : MFロドリゴ・ガーロ(Rodrigo Garro, 1998)
2 : FWアンヘル・ホメーロ(Ángel Romero, 1992)、FWタレス・マギノ(Talles Magno, 2002)
選手交代(Sai → Entra)
78' FWアンヘル・ホメーロ → FWペドロ・エンヒキ(Pedro Henrique, 1990)
78' VOLカリージョ → MFイゴル・コロナド(Igor Coronado, 1992)
78' FWタレス・マギノ → FWペドロ・ハウーウ(Pedro Raul, 1996)
83' VOLハニエリ → VOLアレックス・サンタナ(Alex Santana, 1995)
90+2' MFロドリゴ・ガーロ → VOLシャルレス(Charles, 1996)
ヴァスコ・ダ・ガマ(VAS)のスタメンは以下の通り。
GK : GKレオ・ジャルジン(Léo Jardim, 1995)
4 : 右SBパウロ・エンヒキ(Paulo Henrique, 1996)、CBジョアン・ヴィクトル(João Victor, 1998)、CBレオ(Léo, 1996)、左SBルーカス・ピトン(Lucas Piton, 2000)
2 : VOLウーゴ・モウラ(Hugo Moura, 1998)、VOLガウダメス(Galdames, 1996)
3 : MFプーマ・ロドリゲス(Pumita Rodríguez, 1997)、MFディミトリ・パイェ(Dimitri Payet, 1987)、MFレアンドリーニョ(Leandrinho, 2005)
1 : FWベヘッチ(Vegetti, 1988)
選手交代(Sai → Entra)
31' MFレアンドリーニョ → CBマイコン(Maicon, 1988)
31' 右SBパウロ・エンヒキ → FWエメルソン・ロドリゲス(Emerson Rodríguez, 2000)
46' MFディミトリ・パイェ → MFフィリピ・コウチーニョ(Philippe Coutinho, 1992
46' FWベヘッチ → VOLジャイール(Jair, 1994)
83' VOLガウダメス → FWアレックス・テイシェイラ(Alex Teixeira, 1990)
コリンチャンスは、最近の好調を牽引してきたツートップ、FWユーリ・アウベルトとFWメンフィス・デパイをそれぞれケガと出場停止で欠く。代わってFWアンヘル・ホメーロとFWタレス・マギノがツートップを構成。攻撃面での戦力低下が心配されたが、立ち上がりから相手陣高い位置でのプレスが嵌り、コリンチャンスが相次いで相手ゴールに迫る。
すると、前半11分、CKからMFロドリゴ・ガーロのボールをCBグスタヴォ・エンヒキがヘディングシュート。早くもコリンチャンスが先制する。
コリンチャンスはその後も攻撃の手綱を緩めずプレッシャーをかけ続けると、前半15分、前半24分と立て続けにFWアンヘル・ホメーロがMFロドリゴ・ガーロのゴールをアシスト。
ヴァスコ・ダ・ガマは前半31分に早くも2選手を交代し試合の打開を図るが、コリンチャンスの攻撃を食い止めるだけにとどまり、攻撃面での効果は発揮されない。
ヴァスコ・ダ・ガマはハーフタイムにも2選手を交代。しかし、この交代策も効果が現れず、後半も立ち上がりからコリンチャンスの猛攻が続き、ヴァスコ・ダ・ガマはGKレオ・ジャルジンが孤軍奮闘。
後半31分、ヴァスコ・ダ・ガマはMFプーマ・ロドリゲスが強烈なシュートで1点を返すが、試合の形勢を逆転するには至らず、試合は3‐1のスコアでタイムアップ。
コリンチャンスが点差に加え、内容においても完勝を収めた。
コリンチャンスが、MFロドリゴ・ガーロの2得点1アシスト、FWアンヘル・ホメーロの2得点に関与する活躍で前半のうち3得点を奪う完勝。後半は相手にボールを持たせる時間を作りながらも試合をコントロールし試合を締めた。
ラスト3試合は、クリシウーマ(A)、バイーア(H)、グレミオ(A)。中位チームとの対戦が続くが、現在の勢いを継続し、来季リベルタドーレス出場権を獲得してシーズンを締めくくりたい。
次戦は、11月30日に全国選手権第36節、アウェイにてクリシウーマ戦。
ヴァスコ・ダ・ガマは4連敗。そのうち3試合は3失点を喫しており、得点は今節の1点のみ。攻守にバランスが失われており、厳しい状況に陥っている。
全国選手権残り3試合の対戦相手は、アトレチコ・ゴイアニエンセ(H)、アトレチコ・ミネイロ(H)、クイアバ(A)。リベルタドーレス出場権獲得の可能性もまだわずかに残されており、いい形でシーズンを締めくくりたい。
次戦は、11月30日に全国選手権第36節、アトレチコ・ゴイアニエンセをホームに迎える。
フルミネンセ(FLU) 0-0 クリシウーマ(CRI)
動画URL: https://www.youtube.com/watch?v=HzPHfzP-Sac
今節前の順位
フルミネンセ(FLU)は全国選手権10勝8分16敗勝点38の15位。
クリシウーマ(CRI)は全国選手権9勝10分15敗勝点37の17位。
得点シーン
N/A
試合経過、所感その他
ボール保持率: 前半:64% 36% ⇒ 前後半:65% 35%
シュート(枠内): 前半:7‐1(1‐1) ⇒ 前後半:19‐10(3‐3)
パス成功率: 前半:87% 79% ⇒ 前後半:89% 77%
ファール: 前半:2‐8 ⇒ 前後半:6‐15
黄カード(赤): 前半:0‐2 ⇒ 前後半:1‐2
フルミネンセ(FLU)のスタメンは以下の通り。
GK : GKファビオ(Fábio, 1980)
4 : 右SBサムエウ・シャヴィエル(Samuel Xavier, 1990)、CBチアゴ・シウヴァ(Thiago Silva, 1984)、CBチアゴ・サントス(Thiago Santos, 1989)、左SBジオゴ・バルボーザ(Diogo Barbosa, 1992)
2 : VOLマルチネリ(Martinelli, 2001)、VOLベルナル(Bernal, 2003)
4 : MFジョン・アリアス(Jhon Arias, 1997)、MFガンソ(PH Ganso, 1989)、MFケーノ(Keno, 1989)
1 : FWカウワン・エリアス(Kauã Elias, 2006)
選手交代(Sai → Entra)
38' MFガンソ → MFヘナト・アウグスト(Renato Augusto, 1988)
64' VOLマルチネリ → MFリマ(Lima, 1996)
64' FWカウワン・エリアス → FWヘルマン・カーノ(Germán Cano, 1988)
77' MFケーノ → FWケビン・セルナ(Kevin Serna, 1997)
77' VOLベルナル → FWマルキーニョス(Marquinhos, 2003)
クリシウーマ(CRI)のスタメンは以下の通り。
GK : GKグスタヴォ(Gustavo, 1993)
4 : 右SBドゥドゥ(Dudu, 1997)、CBホドリゴ(Rodrigo, 1987)、CBウィンカー・アンヘル(Wilker Ángel, 1993)、左SBマルセロ・エルメス(Marcelo Hermes, 1995)
5 : MFフェリピ・マテウス(Fellipe Mateus, 1991)、VOLバヘット(Barreto, 1995)、VOLホナウジ・ロペス(Ronald Lopes, 1997)、VOLネウトン(Newton, 2000))、MFボラシエ(Bolasie, 1989)
1 : FWフェリピ・ヴィゼウ(Felipe Vizeu, 1997)
選手交代(Sai → Entra)
17' CBウィンカー・アンヘル → CBトビアス・フィゲイレード(Tobias Figueiredo, 1994)
65' FWフェリピ・ヴィゼウ → FWペドロ・ホッシャ(Pedro Rocha, 1994)
65' VOLバヘット → VOLパトリッキ・ジ・パウラ(Patrick de Paula, 1999)
83' VOLホナウジ・ロペス → 左SBトラウコ(Trauco, 1992)
83' MFフェリピ・マテウス → MFマルキーニョス・ガブリエウ(Marquinhos Gabriel, 1990)
残留争いに巻き込まれている両チームの対戦。
ホームのフルミネンセが右サイドのFWジョン・アリアスを起点に自陣からの速い展開でチャンスを作り出していく。
前半15分、自陣からのカウンターでFWジョン・アリアスが右サイドをゴールライン際まで抜け出しマイナスのクロス。ファーサイドでFWケーノが強烈なシュートを放つが、ゴール手前でクリシウーマ右SBドゥドゥが胸でブロックしCKに逃れる。
次第にフルミネンセがボールと試合を支配。相手陣でボールを展開するが、中を閉じるクリシウーマの守備網を攻略できずに前半戦を折り返す。
後半もフルミネンセが試合の主導権を握るが、最初に好機を迎えたのは劣勢が続くクリシウーマ。
後半17分、右CKからゴール前に送られたボールにファーサイドでFWフェリピ・ヴィゼウが頭で中央に折り返すと、VOLバヘットが左足を振り抜く。しかし、ボールはクロスバーを直撃。跳ね返りのボールに再びVOLバヘットが押し込みを図るが今度はGKファビオの好守に遭いゴールをこじ開けることができない。
対するフルミネンセは後半33分、相手陣中央で相手のボールを巧みに奪ったMFヘナト・アウグストが寄せが甘いとみるやゴール右隅を狙ったコントロールショット。しかし、惜しくもボールはクロスバーを越えていく。
フルミネンセはクリシウーマをゴール前に押し込む時間が続くが、クリシウーマ守備網を崩す有効な打開策を見いだせない。試合終了間際に左サイドからのクロスボールにFWマルキーニョスが頭を合わせるが、ボールはクロスバーを叩き越えていく。
両チームゴールをこじ開けることができず試合は0‐0の引き分け。残留争いに甘んじる両チームは勝点「1」を痛み分ける結果に終えた。
フルミネンセは5試合に勝ち星なし。17位クリシウーマとの勝点差「1」を維持したままラスト3試合を迎える。
全国選手権残りの3試合は、アトレチコ・パラナエンセ(A)、クイアバ(H)、パウメイラス(A)。
次戦は、12月1日に全国選手権第36節、勝点差「2」で追うアトレチコ・パラナエンセとの対戦がアウェイで予定されている。
クリシウーマは6試合勝ち星から遠ざかる引き分け。16位フルミネンセを勝点差で「1」追いかける状況でラスト3試合を迎える。
全国選手権ラストの3試合は、コリンチャンス(H)、フラメンゴ(H)、RBブラガンチーノ(A)。上位チームと2試合が残されているが、その苦境を打開し1部残留を果たしたい。
次戦は、11月30日に全国選手権第36節、ホームにコリンチャンスを迎える。
フォルタレーザ(FOR) 0-0 フラメンゴ(FLA)
動画URL: https://www.youtube.com/watch?v=1_VQYvJTzHk
今節前の順位
フォルタレーザ(FOR)は全国選手権18勝10分6敗勝点64の3位。
フラメンゴ(FLA)は全国選手権18勝8分8敗勝点62の4位。
得点シーン
N/A
試合経過、所感その他
ボール保持率: 前半:32% 68% ⇒ 前後半:39% 61%
シュート(枠内): 前半:2‐7(0‐1) ⇒ 前後半:7‐16(1‐4)
パス成功率: 前半:79% 87% ⇒ 前後半:78% 84%
ファール: 前半:7‐4 ⇒ 前後半:16‐14
黄カード(赤): 前半:1‐1 ⇒ 前後半:2‐2(0‐1)
フォルタレーザ(FOR)のスタメンは以下の通り。
GK : GKジョアン・ヒカルド(João Ricardo, 1988)
3 : CBエマヌエル・ブリテス(Emanuel Brítez, 1992)、CBクスチェヴィッチ(Kuscevic, 1998)、CBチチ(Titi, 1988)
5 : 右WBマリーニョ(Marinho, 1990)、VOLマテウス・ホセット(Matheus Rossetto, 1996)、MFエマヌエル・マルティネス(Emmanuel Martínez, 1994)、VOLエルクレス(Hércules, 2000)、左WBマンクーソ(Mancuso, 1999)
2 : FWルセロ(Lucero, 1991)、FWモイゼス(Moisés, 1996)
選手交代(Sai → Entra)
65' FWモイゼス → FWブレーノ・ロペス(Breno Lopes, 1996)
65' FWルセロ → FWヘナト・カイゼル(Renato Kayzer, 1996)
65' MFエマヌエル・マルティネス → MFポチェチーノ(Pochettino, 1996)
74' VOLエルクレス → MFカレビ(Calbe, 2000)
87' VOLマテウス・ホセット → VOLゼ・ウェリソン(Zé Welison, 1995)
フラメンゴ(FLA)のスタメンは以下の通り。
GK : GKロッシ(Rossi, 1995)
4 : 右SBウェズレイ(Wesley, 2003)、CBレオ・オルティス(Léo Ortiz, 1997)、CBレオ・ペレイラ(Léo Pereira, 1996)、左SBアレキ・サンドロ(Alex Sandro, 1991)
3 : VOLジェルソン(Gerson, 1997)、MFミシャエウ(Michael, 1996)、VOLエリキ・プルガール(Ericl Pulgar, 1994)
3 : FWプラッタ(Plata, 2000)、FWガブリエウ・バルボーザ(Gabriel Barbosa, 1996)、FWブルーノ・エンヒキ(Bruno Henrique, 1990)
選手交代(Sai → Entra)
46' FWガブリエウ・バルボーザ → VOLデ・ラ・クルス(De La Cruz, 1997)
70' MFミシャエウ → VOLアルカラス(Alcaraz, 2002)
73' FWプラッタ → CBダヴィ・ルイス(Davi Luiz, 1987)
90+1' VOLジェルソン → 右SBバレラ(Varela, 1993)
まだ優勝の可能性が残された両チームによる対戦。
ホームのフォルタレーザは組織的な守備力をベースに試合を進め、アウェイのフラメンゴは相手陣でボールを展開し、ボールロスト後の素早い寄せで相手の攻撃を摘み取るサッカーを展開。
前半13分、フラメンゴはゴール正面やや右、約30mの位置でFKを獲得すると、VOLエリキ・プルガールがゴール前に柔らかいボールを送る。FWブルーノ・エンヒキがフリーの体勢で頭を合わせるが、ボールは惜しくもゴールポストを叩き跳ね返される。
前半39分、フラメンゴはMFプラッタが相手陣PA右からファーサイドへ大きなクロス。FWブルーノ・エンヒキがトラップしたボールがDFの腕に当たると主審はPKの判定。しかし、オンフィールドレビューの結果、PKは取り消される。
後半3分、フラメンゴはVOLジェルソンがミドルシュート。グラウンダーのボールにフォルタレーザGKジョアン・ヒカルドが手を伸ばすと、指先に触れたボールはゴールポストを叩きゴールは生まれない。
後半22分、これまでフラメンゴが試合を優位に進めてきたが、VOLエリキ・プルガールがこの試合2枚目のイエローカードを提示され退場となる。
数的不利に陥ったフラメンゴだが、なおもボールを支配し、フォルタレーザに効果的なカウンターを許さず、試合を進めていく。
後半40分、フラメンゴは自陣からのカウンター。センターサークル内でVOLアルカラスが相手陣右サイドへボールを蹴り込むと、FWブルーノ・エンヒキがボールを確保しゴール前にクロス。VOLアルカラスがDFの前に現れ足を合わせるが、フォルタレーザGKジョアン・ヒカルドが倒れ込みながらシュートストップ。
後半45+5分にフォルタレーザはFWブレーノ・ロペスがこの試合チーム初の枠内シュートをゴールニアサイドに放つが、フラメンゴGKロッシが両手でゴールポストの外へ弾き出す。
試合は両チーム無得点のままタイムアップ。両チーム勝点「1」を分け合った。
フォルタレーザは、組織的な守備でフラメンゴの攻撃的なサッカーを受け流していたものの、数的優位に立って以降は、効果的な攻撃を展開することができず、数的優位を生かすことができなかった。
この結果、勝点「1」を積み上げたものの、他会場の結果を受け、4位に後退。
全国選手権ラスト3試合は、ヴィトーリア(A)、アトレチコ・パラナエンセ(A)、インテルナシオナウ(H)。
次戦は、12月1日に全国選手権第36節、アウェイでのヴィトーリア戦が予定されている。
フラメンゴは、内容で相手を大きく上回ったものの、フォルタレーザGKジョアン・ヒカルドの好守や後半20分過ぎの退場劇もあり、無得点のまま試合終了。全国選手権優勝の可能性は潰えた。
全国選手権ラスト3試合は、インテルナシオナウ(H)、クリシウーマ(A)、ヴィトーリア(H)。
次戦は、12月1日に全国選手権第36節、好調インテルナシオナウをホームに迎える。
クルゼイロ(CRU) 1-1 グレミオ(GRE)
動画URL: https://www.youtube.com/watch?v=2h5Zppi6lLQ
(GRE) : 19' #22 ブライトバイテ(Braithwaite, 1991)[#18 ジョアン・ペドロ(João Pedro, 1996)]
(CRU) : 42' #10 マテウス・ペレイラ(Matheus Pereira, 1996)[#30 ガブリエウ・ヴェロン(Gabriel Veron, 2002)]
今節前の順位
クルゼイロ(CRU)は全国選手権13勝8分13敗勝点47の7位。
グレミオ(GRE)は全国選手権11勝7分16敗勝点40の13位。
得点シーン
(GRE) : 19' #22 ブライトバイテ(Braithwaite, 1991)[#18 ジョアン・ペドロ(João Pedro, 1996)]
相手陣入口左サイドから右サイドへ大きくサイドチェンジ。MFアラベナがボールを受け、ボールに向かいながらゴールライン際へ縦にボールを送ると、右SBジョアン・ペドロが勢いよくMFアラベナを追い抜きゴールライン際からグラウンダーのクロス。ゴール前ニアサイドに駆け上がったFWブライトバイテで僅かにボールのコースを変えるとボールはファーサイドのゴールネットに吸い込まれグレミオが先制。[0‐1]
2度のW杯などデンマーク代表として69試合10得点4アシストを誇り、バルセロナで2020/21年に41試合7得点3アシストの成績を残したFWブライトバイテは、グレミオに2024年7月末に2年契約で移籍加入。加入後の17試合で8得点2アシストを記録中。
SBジョアン・ペドロは、2015年U-20W杯(7試合)、U-20南米ユース選手権(6試合)代表。パウメイラスから2014年9月全国選手権にて17歳のプロデビューを果たすと、その年はそのままポジションに定着。しかし、その後は、ポルト/PORを含め、ブラジル国内の複数のチームでプレーするが、レギュラーとして定着することができない。2023年シーズン前にグレミオに加入すると、主力の一角として44試合3得点2アシストの成績を収めチームの全国選手権2位躍進に貢献。2024年もレギュラーとして53試合2得点5アシストと出場試合数はキャリアハイを更新している。
(CRU) : 42' #10 マテウス・ペレイラ(Matheus Pereira, 1996)[#30 ガブリエウ・ヴェロン(Gabriel Veron, 2002)]
相手陣右サイドライン際でのパス交換からFWマテウス・ペレイラがドリブルで中央へ切れ込む。ゴール正面ペナルティーサークル内のFWガブリエウ・ヴェロンへボールを送ると、FWガブリエウ・ヴェロンは最終ライン裏へ軽く浮かしたボールを送る。この戻りのボールにFWマテウス・ペレイラがダイレクトに右足を振り抜くと、ボールはファーサイドのゴールネットに突き刺さるゴラッソ。クルゼイロが試合を振り出しに戻す。[1‐1]
FWマテウス・ペレイラは、2023年7月の加入時から司令塔としてクルゼイロの攻撃陣の指揮を執ると、残留争いに巻き込まれたチームの残留に貢献。2024年は、新加入選手との兼ね合いで右サイドやボランチの位置でプレーする時期もあったが、最近は偽9番やトップ下など、ゴールに近い位置でのプレーが増え、56試合10得点15アシストと多くのゴールにも関与。2024年10月にはMFルーカス・パケター(Lucas Paquetá, 1997)の出場停止によりブラジル代表への追加招集を受け、2024年10月15日2026W杯南米予選第10節ペルー戦の後半32分に28歳の代表デビュー。短い時間ながら後半39分のシュートなど、印象に残るプレーを披露した。
試合経過、所感その他
ボール保持率: 前半:66% 34% ⇒ 前後半:61% 39%
シュート(枠内): 前半:12‐5(2‐2) ⇒ 前後半:19‐9(3‐4)
パス成功率: 前半:88% 80% ⇒ 前後半:87% 82%
ファール: 前半:7‐0 ⇒ 前後半:16‐6
黄カード(赤): 前半:1‐0 ⇒ 前後半:2‐1
クルゼイロ(CRU)のスタメンは以下の通り。
GK : GKカシオ(Cássio, 1987)、
4 : 右SBウィリアン・フルタド(William Furtado, 1995)、CBジョアン・マルセロ(João Marcelo, 2000)、CBビジャルバ(Villalba, 1994)、左SBマルロン(Marlon, 1997)
2 : VOLルーカス・ロメロ(Lucas Romero, 1994)、VOLルーカス・シウヴァ(Lucas Silva, 1993)
3 : MFガブリエウ・ヴェロン(Gabriel Veron, 2002)、MFマテウス・ペレイラ(Matheus Pereira, 1996)、MFアルバロ・バレアル(Álvaro Barreal, 2000)
1 : FWラウタロ・ジアス(Lautaro Díaz, 1998)
選手交代(Sai → Entra)
74' MFアルバロ・バレアル → MFジャパ(Japa, 2004)
74' MFガブリエウ・ヴェロン → FWケンジ(Kenji, 2006)
78' FWラウタロ・ジアス → FWテヴィス(Tevis, 2006)
90+2' VOLルーカス・シウヴァ → MFマテウス・ヴィタウ(Mateus Vital, 1998)
グレミオ(GRE)のスタメンは以下の通り。
GK : GKマルチェシン(Marchesín, 1988)
4 : 右SBジョアン・ペドロ(João Pedro, 1996)、CBホドリゴ・カイオ(Rodrigo Caio, 1993)、CBジェメルソン(Jemerson, 1992)、左SBヘイナウド(Reinaldo, 1989)
2 : VOLビジャサンチ(Villasanti, 1997)、VOLドッジ(Dodi, 1996)
3 : MFアラベナ(Aravena, 2002)、MFクリスタウド(Cristaldo, 1996)、MFソテウド(Soteldo, 1997)
1 : FWブライトバイテ(Braithwaite, 1991)
選手交代(Sai → Entra)
46' MFクリスタウド → MFモンサルベ(Monsalve, 2004)
69' MFソテウド → MFパボン(Pavón, 1996)
69' MFアラベナ → MFエデニウソン(Edenílson, 1989)
82' FWブライトバイテ → FWジエゴ・コスタ(Diego Costa, 1988)
83' VOLドッジ → VOLペペー(Pepê, 1998)
この試合最初に好機を迎えたのはアウェイのグレミオ。
前半8分、自陣中央からのボールを左サイドライン際で受けたMFアラベナがドリブルでボールを持ち上がり、PA手前で中央に切れ込み右足を一閃。クルゼイロGKカシオが倒れ込みながら両手で弾き返しゴールを守る。
続くゴールキックからクルゼイロは自陣でボールを持ち上がり、相手陣右サイドへボールを大きく展開。右SBウィリアン・フルタドがゴール前に低く鋭いアーリークロスを送ると、FWラウタロ・ジアスがスライディングで足先にボールを当てるが、ボールはクロスバーを直撃し跳ね返される。
その後クルゼイロがボールを支配し、グレミオがカウンターを狙う試合展開へと持ち込まれるが、前半19分、グレミオのカウンターがさく裂。大きなサイドチェンジのボールをMFアラベナが受けると、ゴールライン際へ縦にボールを送り右SBジョアン・ペドロがグラウンダーのクロス。ゴール前ニアサイドに駆け上がったFWブライトバイテで僅かにボールのコースを変えるとボールはファーサイドのゴールネットに吸い込まれグレミオが先制する。
前半38分、グレミオはハーフライン付近の相手パスミスを逃さずVOLドッジがボールを奪いカウンターを発動。しかし、ゴール前に戻されたボールにVOLドッジがシュートミスを犯し追加点の好機を逸する。
すると前半42分、クルゼイロは相手陣右サイドでのパス交換から、MFマテウス・ペレイラがFWガブリエウ・ヴェロンとのタベーラの戻りの浮き球をボレーシュート。これがゴールネットに突き刺さりクルゼイロが試合を振り出しに戻す。
ハーフタイムに両チームは守備面で修正を加えると、後半は拮抗した状態で時間が経過。前半同様にクルゼイロのボールを支配する時間が相手を上回るが決定的な好機を迎えることができないが、一方でグレミオのカウンターに対してはしっかりと対応し、大きなピンチを招かない。
後半30分を過ぎ、クルゼイロは若手選手を中心に選手交代を実施。
グレミオは疲れの見える選手を中心に選手を入れ替えるが戦局は大きくは変わらない。
結局最後まで両チームは大きなチャンスを迎えることなく試合はタイムアップ。
1‐1のスコアで勝点「1」を分け合った。
クルゼイロは、フェルナンド・ジニース(Fernando Diniz)監督就任後の公式戦12試合を2勝5分5敗、全国選手権は19位のクリシウーマから上げた勝ち星のみの1勝3分4敗。クラブは2025年末までの続投を明言しているが、試合内容は一向に好転の兆しがない。
今後の全国選手権の対戦相手は、RBブラガンチーノ(A)、パウメイラス(H)、ジュヴェントゥージ(A)。下位チームとの対戦が2試合予定されているが、その対戦次第では来季の続投は厳しいのではないだろうか。
次戦は、12月1日に全国選手権第36節、アウェイにて降格圏に苦しむRBブラガンチーノとの対戦が予定されている。
グレミオは、直近4試合で3度目の引き分け。辛うじて降格圏から脱出したものの、残留を確定できない状況が続いている。
この試合の結果、降格圏までの勝点差は「3」を維持する13位。
全国選手権ラスト3試合は順に、サンパウロ(H)、ヴィトーリア(A)、コリンチャンス(H)。
次戦は、全国選手権第36節サンパウロ戦が12月1日にホームにて予定されている。