ガブリエウ・メッキ (Gabriel Mec)

投稿者: | 2025年8月27日
新規投稿 : 2025/08/27
更新履歴 : ‐‐‐

ガブリエウ・メッキ 若手 逸材 ブラジル サッカー 中盤 グレミオ 2008年生まれ ネイマール

ガブリエウ・フェヘイラ・デ・カルヴァーリョ

Gabriel Ferreira de Carvalho

ポジション:攻撃的MF/メイオ・カンピスタ

利き足:右

2008年6月4日生まれ

<幼少期>

 ブラジル連邦共和国リオデジャネイロ州カンポス・ドス・ゴイタカーゼス(Campos dos Goytacazes)に生まれる。
 登録名の「Mec(メッキ)」は、「穏やか(tranquilo)」「滑らかな(suave)」「大丈夫(Tudo bem)」といった落ち着いた状況や心理状態を表わすリオデジャネイロ発祥の流行語。ピッチ上の立ち居振る舞いからメッキというニックネームがつけられた。

<クラブ経歴>

≪育成時代

 2016年、リオデジャネイロでのジュニア大会の活躍が多くのクラブのスカウトの目を引き、父がサッカースクールのコーチと相談した結果、特に勧誘が熱心なグレミオへの入団が決まり、母と兄弟を残し地元から1500㎞以上離れたポルトアレグレへ父と赴く。
 2023年1月に開催された第42回パンアメリカン子供(U-14)サッカー大会にグレミオU-14チームの一員として出場。この大会でネイマールの父が代表を務める代理人法人の関心を引き、同法人と代理人契約を交わす。
 2023年3月には一年前倒しでU-17チームに昇格。
 2024年(年初15歳)はU-17チームで8試合4得点の成績を残し、7月にはU-20チームに昇格。
 昇格後4試合目で同カテゴリーでの初ゴールを決めると、スタメンでの出場機会も増えていく。
 9月にはU-20チームと並行してU-23チームでの試合にも出場。
 11月のU-20州選手権決勝戦1stレグではスタメン出場から前半19分のこの試合両チーム唯一のゴールをマーク。
 2024年は各カテゴリーで以下の成績を収めた。
 U-17 : 8試合4得点
 U-20 : 24試合6得点1アシスト
 U-23 : 3試合
 2024年10月24日にはグレミオとプロ契約を締結した。
 2025年(年初16歳)は、1月開催のU-20全国大会カップ戦に出場。チームが敗退した準決勝までのチーム全8試合すべてに先発出場を果たし2得点。
 同大会敗退後にはボリビア代表監督歴を持つグスタボ・キンテロス(Gustavo Quinteros)監督率いるトップチームに招集を受ける。

グレミオ≫

– 2025 –

 2025年1月29日リオグランデドスル州選手権第3節にてプロ初のベンチ入り。後半16分、ピッチに送り出され16歳9か月のプロデビューを飾る。
 2月10日自身初の世代別代表招集となるU-17ブラジル代表への招集がCBFにより発表される。
 3月3日には南米U-17選手権代表への選出が発表された。しかし、3月15日U-17代表でのトレーニング中に右足首を骨折するケガ。復帰まで3か月が見込まれ、代表そしてグレミオトップチームからの離脱を余儀なくされる。
 ケガは当初の見込み通りに回復するが、復帰はトップチームがクラブW杯による中断期間だったこともあり、しばらくはU-20チームでプレー。2025年8月26日現在、トップチームには合流していない模様。
 2025年8月4日、同月21日、24日に予定されているU-17コスタリカ代表との国際親善試合を含めたU-17代表合宿への招集が発表された。

≪シーズン別クラブ出場記録≫

シーズン所属大会試合出場
時間
得点アシ
スト
2025年(17歳)グレミオ州選手権23500
 合計23500
イタリック斜体は、2025年8月26日現在の記録。
※ シーズン欄の年齢は、12月31日時点の年齢です。

<代表(世代別含む)経歴>

– 2025 –

 2025年2月10日、CBF(ブラジルサッカー連盟)により発表されたU-17ブラジル代表の23選手の一人として世代別代表初選出。この招集は2月24日と27日に開催されるU-17エクアドル代表との国際親善試合に向けたもの。この2試合は詳細が発表されていないが、27日第2戦(X0‐1)への出場が確認されており、世代別代表デビューを飾っている。
 3月3日南米U-17選手権代表への選出が発表された。しかし、3月15日U-17代表でのトレーニング中に右足首を骨折するケガ。チームから離脱し南米U-17選手権への出場が絶たれた。
 8月4日、同月21日、24日に予定されているU-17コスタリカ代表との国際親善試合を含めたU-17代表合宿への招集が発表された。
 8月21日コスタリカとの第1戦(〇4‐0)は先発出場。前半45+1分にペナルティエリア内でファールを受けPKを獲得、ブラジルの2点目に繋がった。
 8月24日コスタリカとの第2戦(〇7‐1)は左ウィングとして先発出場し後半14分にベンチに下がった。

<プレースタイル、エピソード、私感 etc.>

 利き足は右。
 身長174cm、体重70㎏。(サッカーサイト「oGol」2025年8月26日参照)
 主に左右のウイング、トップ下でプレー。
 柔らかく細かいボールタッチと不規則なリズム、爆発的な瞬発力でマークを一気に抜き去るドリブルが最大の特長。華麗な足技や、視野の広さから送り出される決定的なパス、ゴールへのコースを見定めたときの精度の高いシュートも魅力。一方で、成長途上のフィジカルゆえに空中戦では課題を残す。

 2024年8月のブラジル紙「GE」によると、グレミオとのプロ契約が未締結ながら、グレミオはチェルシー/ENGとボーナスを含めた最大2400万ユーロ(約40億円)、5年契約の移籍に大筋で合意。移籍時期はFIFAの規定によりメッキが18歳の誕生日を迎える2026年4月以降となる。

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